当方は適当な人間のため、正確な記事となっていないことを了承の上、読み進めてください。
このたび中野冷機の株主総会に行ってきました。
当社は現在、興味深い状況です。
ありがちな現金溜め込みバリュー企業であったのが、
2018年2月に企業価値向上の開示
2018年6月にアドバイザリーボードの設置
2018年12月に中期経営計画開示
2019年3月にアドバイザリーボード終了、総括
となっています。
取締役会がどんな状況であるかは、
を読んで頂くと、理解が進みます。
読むとわかるのですが、経営と執行が分離されていないとか、ちょっと恥ずかしい指摘もあるのですが、まあこんなことはここの会社に限らず上場企業にたくさんあるんですよね。
笑うに笑えない日本人。
その後、
現場に強そうな社外取締役(トーヨーサッシ→ビバホーム立ち上げ者)
が就任され、1年経過しましたが、さらに今回総会後から光通信の常務取締役が社外取締役で就任されてます。
みんなで
よってたかって
馬龍ですよ
総会の質問は、私を含め3人のみ
・東南アジアの戦略は?
需要増加が予測される東南アジアで 製造、施工の一貫の強みを用いる 確かな施工 過酷な東南アジアでも 日本で培ったノウハウを 展開していく
・上海の合弁会社の状況は?
3/中下旬から動き出している 部材は5月下旬から手に入りそうだ
私からは、有意義な回答を得たいため、前日に質問予定をFAXしておきました。なので回答者は多少の準備はできたと思います。
以下
・豆成取締役に聞きたい。企業価値のどこの部分の向上がこの会社の競争力につながるのか?
まずの強みは製品開発力である。他社よりも一歩前進した製品開発力である。工場にも行った。生産管理は一定以上の力があると思う。
さらにIT化やその他の投資が必要である、さらに生産性を上げることができる。投資が必要だ。
・社長に聞きたい。5年後10年後の会社の、ありたい姿を抽象的でよいので教えて下さい。
(中計に記載されている?文言のようなものを読み上げていらっしゃいました)
・東南アジアの類似競合他社に勝つために何を強みにしていくのか?
過酷な気候でも たしかな施工管理能力がある
現地の日系企業とのつながり?
トラブルを未然に防げる力がある
以上です。
雑感
まさに
バリュー企業が
”コーポレートガバナンス改革をやってみた”
状態なんですね。
どのくらいの能力の経営人材が当社に埋まっていて、どのような速度で変革するのか。
できるトップを外部から持ってくるのはかんたんですが、それでは企業の持続という意味では強い会社が出来上がらない気もします。
中計自体は人的投資も行う予定で、じっくり進んでいくのかもしれません。
決算説明資料に細かいKPIや、運転資本のコントロール(キャッシュを生み出す)に巧さがでてくれば、マーケットも反応していくかもしれませんね。
大株主の光通信は板薄にもかかわらず、30%も買い上げ、自社の常務まで乗り込んで来たわけですが、最悪、株を買い取らせるキャッシュを超える部分までは購入していないように思います。
はてさて、どうなることやら。